企業ニュース

F&LC
2022年07月08日

景品表示法違反に関するお詫びと対応策について

 この度、株式会社 FOOD & LIFE COMPANIES(以下、「F&LC」)の子会社である株式会社あきんどスシロー(以下、「スシロー」)が 2022 年 6 月 9 日付で消費者庁より不当景品類及び不当表示防止法(以下、「景品表示法」)に基づく措置命令(以下、「本件」)を受けました件につき、キャンペーンを楽しみにご来店いただきましたお客さまには、コマーシャルなど広告で訴求していたにも関わらず該当商品をご提供することができず、大変なご迷惑をおかけしましたこと、深くお詫び申し上げます。また、関係者の皆さまにも大変なご迷惑とご心配をおかけしましたこと、重ねて深くお詫び申し上げます。
 今後、同様の事案を起こさぬよう本件につき、社外取締役のみで構成される監査等委員会が外部専門家と共同し、原因究明、再発防止策の提言のための調査を行いました。この度、同委員会より、別添の通り調査の結果及び再発防止策などについて調査報告書を受領いたしましたので、既に実施している対策及び調査報告書内で指摘されました各課題に対する対策を以下の通りお知らせいたします。

  1. 再発防止のための対策

    1. 既に実施中:キャンペーン商品の改善

      1. 消費者庁への改善案を提出し、順次以下の対応を実施しております

        1. コマーシャルなどにおけるキャンペーン商品は、期間全日で販売が継続できるよう計画販売をしております
        2. キャンペーン内容を決定する会議に、法務部門が参加し、法的視点からの確認を実施しております
        3. 既存商品などについて広告表現を変更する場合にも、事前に法務部門にも確認を入れる体制へと変更しております
      2. 経営陣、広告に関連する部署の全従業員に対し、景品表示法に関する研修を実施しております
      3. 1日数量限定のキャンペーン商品の内、当日販売予定分に完売が出た場合、店頭において告知をしております
    2. 今回の調査報告書を受け、さらに、以下の対策を実施して参ります

      1. コンプライアンス意識の向上と日常業務への反映を徹底

        1. 経営陣を含めたコンプライアンス教育の実施によるコンプライアンス意識の向上(景品表示法など関係する法令についての教育を徹底)
        2. 経営陣による、社内への継続的なコンプライアンスに関する情報発信を実施することにより、全社一丸となったコンプライアンス意識の醸成と、各自の業務への反映を徹底
      2. 広告制作及びその審査に関わる体制の再整備

        1. 適正な広告制作のためのガイドラインを作成、及びその徹底
        2. 広告の内容・出稿などに関する管理責任者を明確化
      3. キャンペーン開始後の管理体制の構築

        1. 欠品等の事情によりお客さまに広告通りの商品をお届けできない場合、適時に広告の掲載中止・変更を行うため、販売状況のモニタリング実施と関係部署における情報共有を徹底
        2. キャンペーンの内容変更、及びこれに伴う広告内容の変更対応の検討を行う体制の構築
      4. 不適切な広告等が発見された場合の体制構築

        1. 不適切な広告等が実施された場合に、その使用をただちに停止ができる体制構築(責任者及びその権限の明確化)
        2. 内部通報制度を含め、不適切な広告等に気づいた際に必ず情報が上記1の責任者に届く体制の構築
      5. キャンペーンのあり方の見直し

        1. お客さまのご期待に添った商品のご提供ができる限り実現できるような期間設定、仕組みや方法の検討
        2. 限りある資源をフードロスが生じない形を守りながらも、お客さまにご満足いただけるように商品をご提供できる販売方法の検討
        3. より精度の高い販売予測と、それに合わせた食材の調達の実施

        ※具体的なキャンペーン設計、お客さまへの告知方法については、今後様々な方法を試行し、改善活動を継続的に実施して参ります。

  2. 経営責任の明確化
    本件を受け、3名の者から以下の通り役員報酬等の一部辞退の申し出を受けたため、これを受理することといたしました。

    1. 期間:本年7月から3ケ月
    2. 対象者:
      水留 浩一(F&LC 代表取締役社長CEO) 基本月額報酬の 30%
      堀江 陽 (F&LC 常務執行役員 本件当時、スシロー代表取締役社長)基本月額報酬の 20%
      福山 知子(F&LC 執行役員 本件当時、コミュニケーション企画管掌) 基本月額報酬の 10%

 この度の調査報告書において、コンプライアンス意識の向上として、お客さまのお気持ちから考えることはもちろんのこと、経営陣がコンプライアンスの遵守が最優先の経営課題であることの宣言や研修や教育の実施、また、キャンペーンそのものに関するあり方の再検討も必要であることの指摘をいただきました。
 これらの内容を真摯に受け止め、コンプライアンスは経営の最重要課題であることを弊社グループの隅々まで浸透させるべく、経営陣が直接、コンプライアンス遵守の重要性を従業員に届けると同時に、従業員からの声を聞く風通しの良い企業文化を醸成して参ります。また同時に、お客さまにこれからもより一層ご満足いただけるよう、キャンペーン及び店舗の運営に努めて参ります。

 お客さまをはじめ、関係者の皆さまにはご迷惑をおかけしましたことを、改めまして深くお詫び申し上げます。上述しました対応を含め、再発防止策を役員・従業員が一丸となって着実に実行してまいります。今後ともご支援を賜りますようお願い申し上げます。

添付資料:調査報告書
本件に関するお客さまからのお問合せ先
株式会社 FOOD & LIFE COMPANIES コーポレートコミュニケーション部 カスタマーサポート課
電話:06-6368-1012(土日祝除く平日 10~17 時)
メール:cs@food-and-life.co.jp
本件に関する報道関係の方からのお問合せ先
株式会社 FOOD & LIFE COMPANIES コーポレートコミュニケーション部 広報課
電話:06-6368-1012(土日祝除く平日 10~17 時)
メール:press@food-and-life.co.jp

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