日本と同じフォーマットを提供する
当社グループは海外でも、店舗デザインも商品も接客も日本と同じフォーマットで「すし」という日本の食文化とその体験を提供することにこだわっています。海外店舗であっても美味しさに対する追求は変わりません。海外ではすしを食べたことがないスタッフも働いていますから、手間がかかる調理工程をきちんとやり遂げること、加えてなぜこの工程が必要かという理由を説明し、理解してもらうことを重視しています。
自分たちのサービスでお客さまが楽しむ様子を見ることが、飲食業に携わる者にとって共通する喜びだと思っています。その経験がよりよいサービスの提供という好循環につながります。これを表したものが企業理念の中にある行動指針です。行動指針は皆で共有できるように各国の言語に翻訳されています。私も現地に行った際は、なるべく直接社員と話をして伝えるよう心掛けています。海外展開のさらなる発展のためには、価格や品質への要求が高い国内事業に磨きをかけることが重要です。お客さまの幅広いニーズに応えるために、厳選したすしネタをはじめ、「こだわり」をご提供する商品などのラインアップを充実させました。価格と品質のバランスがとれた商品を提供し、お客さまに満足いただくことが成長につながります。この積み重ねで、海外でも通用する「筋肉質で勝てる」企業体質に磨きをかけていきます。